Windowsの便利技 ~Autorun.inf編~

こんにちは。
今日は、自動再生を使った、便利な技をご紹介したいと思います。
私の環境は、Windows XP Professionalですが、Windows Vistaでも大丈夫です。

Autorun.infは、"セットアップ情報"とも表示が出ます。一応情報を示すための物としてとらえても大丈夫でしょう。

それで、このファイルを作成することによって、どんなことが便利になるか。
皆さん、経験があるかと思います。

例えば、USBフラッシュメモリや、カードリーダーを接続してマイコンピュータを開いたらば、"リムーバブルディスク(*)"がうじゃうじゃ発生して、どれが目的のドライブなのか、一目で分からない場合がありますよね?
特にカードリーダーです。最近では、挿したカードのみを表示する親切な物もありますが、たいていはすべて表示されてしまうようなものです。


でもこれが、例えばSDカードのアイコン、持っているUSBメモリのアイコンなど、自分が一目で分かるような表示だったら、便利で分かりやすいですよね?
そこで、今日はアイコンファイル(.ico)とAutorun.infを利用して、それを実現させましょう!


ではまず、使用するアイコンを用意します。
検索して見つけていただいても構いませんが、ここではおもしろい方法を紹介します。


まず、Google 画像検索などで、目的の(今回はUSBフラッシュメモリにしておきます)写真を探しましょう。形式は*.jpgが良いと思います。ここでは、SanDisk社の、Cruzer コントアーシリーズを例に紹介します。

Cruzer コントアーと検索します。みなさんは、お手持ちのカードやUSBフラッシュメモリの製品名を入れて検索してみましょう。

良い画像がありました↓
これをあらかじめダウンロードしておきます。
皆さんも利用したい自分の持っている画像があったらダウンロードしておきます。


そしたら、次に画像からアイコンファイル(*.ico)を作成出来るWebサイトをご紹介します。

Bradicon!です。(海外Webサイト、英語)

ここでは、コンピュータ内の画像を指定→向こうで変換→少し待つ→ダウンロードの手順でアイコンファイルが作成できます。

まず、サイト左上の
<<Browse(半角だと消えてしまうので全角で書いてあります。)
という所をクリックしましょう。

すると、下のような画面が出てきます。
ここで、私はデスクトップに保存してある画像を指定しました。
選択したら、開く(O)もしくは、画像ファイルをダブルクリックします。

選択されたら、後は自動で変換が進みます。
変換が終わったら、下のような画面が出て、ダウンロード出来るようになります。
"Download"をクリックして、分かりやすい場所、もしくはUSBフラッシュメモリなどのドライブ直下に保存します。

これで、アイコンの方は準備完了です。
前述したように、アイコンファイルは、ドライブを開いてすぐの所に保存しましょう!


次は、autorun.infを作成します。
ただし、拡張子を表示するように設定されていない方は、フォルダオプションで設定する必要があります。

フォルダオプションは、Windows XPの場合は、ツールバーから、ツール(T)→フォルダ オプション(O)をクリックします。
(Windows Vistaの方は手順が異なります。フォルダ オプションを開くには、スタートボタン→コントロール パネル→デスクトップのカスタマイズ→フォルダ オプションの順にクリックします。
すると、下のようになります。
赤矢印の、"登録されている拡張子は表示しない"というところのチェックを外しましょう。
すると、拡張子が表示されるようになります。

次に、ドライブを開いてすぐの所で、右クリック→新規作成(W)→テキスト ドキュメント
と進んで、テキストファイルを作成します。

名前を、以下のように全て置換してください。

autorun.inf(コピー&ペーストでOKです)

"拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります。変更しますか?"と聞いてくるのでOKをクリックします。

すると、さっきのテキストファイルから、今度はセットアップ情報ファイルファイルに変わると思います。
それでは、後はアイコンを表示するように記述するだけです。

autorun.infを開きます。
すると、メモ帳と同じような画面が開きますから、
以下のように記述してください。(コピー&ペーストでOKです)

[AutoRun]
icon=(ドライブを開いてすぐの所のアイコンファイルの名前+拡張子)

です。
記述したら、上書き保存をして、閉じるだけです。


これでもOKですが、次はもっとスマートに活用できる方法をご紹介します。
最近、USBフラッシュメモリを標的にした、autorunウィルスというのがあります。
自動再生によって、悪質なプログラムを作動させるものです。
このように、あらかじめaurorun.infを作っておくことで被害が防げます。

そして、保険を更にかけて、先ほど作ったautorun.infを、右クリック→プロパティ(R)で、読み取り専用にしておきましょう。

そして、このアイコンファイルと、autorun.infを誤って削除しないように、アイコンファイルと、autorun.infを隠しファイルに設定しておくことをおすすめします。

手順は、右クリック→プロパティ(R)で出来ます。
(但し、隠しファイルを表示するような設定になっている場合は表示されますが・・・・・)

これらをあらかじめやっておくと、フォーマットしたりして削除しない限り、カードやUSBフラッシュメモリを接続すると、アイコンが表示されます。
とっても便利なので、皆さんやってみてくださいね!

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