Thinkcentre購入。そしてマザーボード載せ替え。

こんばんは。お久しぶりです(放置しすぎやボケ)。
ここのところ、スーパーカブのLEDウィンカーについての記事を見に来てくださっている方が多いようですね。ありがとうございます。

書きたいことが山ほどあるんですが、まだその原稿も放置しっぱなしです(しかもかなり前の話題)・・・ 学校などいろいろ忙しくて手一杯なのが正直なところです。

そして今回。それもいきなりですが、中古でデスクトップPCを購入しました。理由は長くなりますが、私は卒業研究で、数値解析を行っているんですが、研究室のPCがあまりにも酷い。これまでは、先輩がVBで書いたプログラムを利用していたんですが、購入した別のプログラムで解析することになって、対応しきれなくなりました。

といいましても、何だ、そんなの良くある事じゃないか。とお考えだと思います。ええ。
私が酷いと言いますのはそんな甘いもんじゃないんです。例をいくつか挙げましょう。

・デスクトップ上にあるフォルダを開くのに数分かかる

・まずOfficeがロクに動いたためしがない

・ブラウジング? 何それおいしいn・・・

ちょっと待てと。ウソのような話ですが、全て本当です。しかも1台がこの程度ならあれですが、こんなPCがゴロゴロしている状態。もはや世紀末です。それまではThinkPadを使えば用が足りていましたが、しばらく数値解析をさせることになるし、それ以外の作業が出来ないのでは困る。新しいのを買ってもらうまでには時間がかかる。文句を言っていても始まらないので後々自分で使うことになる自分専用のデスクトップPCを買うことにしたわけです。そういえばThinkPad買った記事も書いてない・・・(何年前だよバカ)

買ったのはこちら↓

ThinkPadは好きですが、別にlenovo信者って訳ではありません。ただ、探していたらそこそこ性能が良く、手頃な値段だったので購入に至ったわけです。主な諸元は、
・Lenovo ThinkCentre M92p Tower
・OS: Windows7 Professional(64bit)
・CPU: Core i7 3770
・RAM: DDR3-1600 8GB(16GBに増設)
・HDD: 500GB
・DVDスーパーマルチドライブ
です。無駄にUSB3.0ポートがいっぱい付いていたりして便利です。

私の目論見では、こいつの電源を交換し、グラボを積めば良いんでないのと。
しかしこれを買ったのはどちらかと言えば失敗でした。まあこれから書いていきますよ。

付いていたのは、何とも胡散臭い280Wの電源。もちろん標準なのでこんなものでしょう。
でも、一応80PLUS BRONZEの電源ですね。

増設したメモリ群↓
ちょっと配線が雑な感じがするんですが、ケース内にケーブルを束ねるグッズが装着されていたり、結束バンドで留めるなど工夫はされていました。
また、驚きだったのが、標準でエルピーダチップのメモリが搭載されていたこと。

光学ドライブ↓
当たり前ですがSATAですね。問題ないです。

マザーボード側のSATAコネクタはここに↓











↓ケースのスピーカー用ケーブルと、フロントパネル用のコネクタ。











ケースファン(背面)のコネクタ↓

ATXメイン電源のコネクタ↓

外すとこんな感じ↓
1、2、3・・・全部で14ピンです。



・・・(°Д°)ハァ?



ええ、何回数えても14ピンです。まあいいか、いいや良くない。最近の普通のパソコンならば、20ピンか24ピンが当たり前なんですが、14ピンて。

じゃあ変換コネクタを買えば良いじゃない。少し調べましたがありません

しかも極めつけは、私がこれに気づいたのが、さーて電源を載せ替えるか。っていうときです。マザーボードがmicroATX規格だしメーカーPCの電源載せ替えた事例なんていくらでも散見されます。高をくくった私はエラい目に・・・ まさかメインコネクタだけ規格もんではないとは。あり得んwww

このPCを売却し違う物を買い直すという選択肢も考え、購入元に数回起動をアピール、メモリも増設しましたアピールしましたが、ざっと出された見積もりは大損になる金額。やはり世の中ってのはそう甘くないんです。

じゃあこのまま使うか? いや、目的を忘れてはいけない。確かにこのままでも良いPCだけど数値解析が目的、研究室で一番性能が良い(といっても一体型()の)PC以上を必要としていた訳だから、アドバンテージがないと。現に可視化ソフトはカクついてたし。

いろいろ考えましたがマザーボードを載せ替えることにしました。











これはASRockH77 Pro4-MASUSなどでも良かったんですが、このASRockASUSの子会社だったこともあり、技術力は確かで、革新的な機能を搭載したり、古くなった規格のマザーボードを作り続けたりして幅広いニーズに応えるなど非常に活気のある会社だということで、期待も込めてこれにしました。

新しい電源↓













AntecEarth Watts Platinum(650W)です。電源を買うのは初めてですが、調べてみて回路の安全性が高そうなAntecに決定(こちらを参考にしました→ http://ascii.jp/elem/000/000/665/665667/)、せっかくなので80PLUS PLATINUM認証のものにしました。

出力など↓













配線↓


ここからはいきなりですが載せ替えについて。まずはケーブルがどうなっていたかを確認し、マザーボードから全ての配線を引っこ抜きます。

↓全ての配線を引っこ抜き、CPUファンを外したところ

邪魔なので電源も外してあります。
CPUヒートシンク周辺↓
 











黒い部品は、ファンを取り付ける位置決めのパーツです。


↓ネジを緩め、ちょうど裏側の黒いプラスチック部品を外します。















表面にはツメがあるので、上手いこと力を入れながら外してください。


↓ヒートシンクを取ると














グリスが塗ってありますので、これをティッシュで良いので拭き取ってください。ヒートシンク側もです。

↓拭き取っている様子













↓完全に拭き取った様子(ヒートシンク)


















←拭き取り後のCPU








↓取り外したCPU



↓標準のメモリを移設したところ














↓全部で16GB












このマザーボードは32GBまで対応しているので、8GB×4枚にすれば更にグレードアップできます。

↓ソケットに載せます。向きに注意。












↓お次はCPUにグリスを塗ります
 
これはCPUとヒートシンクの間を埋めるために塗ります。店で品定めしていましたがどれも胡散臭さを感じてしまい、そこそこ熱伝導率が高くぼったくりでないお手頃なものを選びました。
これは、ainexナノダイヤモンドグリス(GS-06)です。

↓グリスを塗っているところ











この工程が一番心配なんですが、薄すぎず厚すぎずムラなくっていうのを意識して塗りました。
あー怖いw

↓ヒートシンク取り付け後











ネジで固定しますが、CPU上面と密着するように。

↓ファン取り付け後


いずれはCPUファンも取り替えるかなー。

↓バックパネル














左が取り外したバックパネル、右側が新しいバックパネルです。元々付いてたものの方が剛性が高く、更に裏に防振スポンジ付きのテープでシールされていました。ソケットは訳分からん昔のcompaq時代に使ってたコネクタ使ってるくせに制震パーツがいろいろ付いてて何なんだ

↓SATAケーブルを取り付け・・・














しかしストレートケーブルだとHDDスロットが邪魔して付けられません。なので外します。

↓配線の混み具合・・・













↓買ったのはELSAGeForce GTX 660 Ti











値段は他のメーカーに比べたら高めですが信頼性を取りました。

↓本体


DVI-D×2、HDMI×1、Displayport×1です。


↓載せ替え後の様子












あとは環境を整えて使うまでです。
はぁ、お金貯めないと・・・


ちなみに、換装前後のエクスペリエンスインデックスをみてみましょう。
換装前↓

換装後↓ 








RAMが0.1点増加したのは謎w

パソコンでゲームはしませんが大いに活躍してくれることでしょう。
いつかやっても良いですけどね。

ここで、今回購入したマザーボードのメーカーであるASRockを、リンクに追加しておきます。