日曜日, 6月 19, 2011

TeX関連の本。

こんばんは。最近、を使って様々な文書を作ってます。以前まで、レポートはWordで書いてレポート用紙の枠に収めることにこだわっていたんですが、数式の汚さなどから今年からを使って書くことにしました。

実は私は、あの有名な" 美文書作成入門"の第4版も持っていまして(改訂版が出ました)、こちらも使っておりますが、今回は主にに挿入する図を作成する、に関しての本を購入しました。

それは、"で楽々グラフ"というものです。
こちら(左)↓

右側は先程紹介した、 美文書作成入門の第4版になります。ちょうど私が買って1週間か2週間したら改定したものが出ました・・・

本題に戻りますが、というのは、簡単に言うと数式処理ソフトを用いて、その図をうまく処理して、のpicture環境に落とし込み、それをあとは\inputで挿入できるようにしてくれる数式処理ソフトのパッケージです。

現在の対応している数式処理ソフトは、MapleMathematicaScilabMaxima、またRなんかも対応しています。

個々の数式処理ソフトについては言及しませんが、MapleMathematicaに関しては有料です。
この書籍では、Scilabを用いて、様々な図を描画する方法を紹介しています。(Scilabはフリーソフトです。)

も慣れないと難しいものがありますが、こちらのもすごく簡単というわけにもいきません。この本の印象を言わせて頂くと、"が使える、基本を理解しているのを前提"として書かれているように思います。実際そうですけど。

ですから、ある程度使えて、更に美しい図を挿入したいというような方には有用かもしれません。また、Scilabもコマンドで入力しますから、そちらの知識もあれば良いのですが、この本では、Scilabで使うコマンドも書かれていますから、そこまで心配は要りません。

を使うメリットとしては
(1)picture環境のコマンドを覚えなくて良い
(2)マクロ集のやはりコマンドを覚えなくて良い、マクロの使いづらさがない
(3)機種に依存しない

などです。こちらは公に公表されているものだと思いますので、ここで触れても大丈夫だと思いますが、何か問題がありましたらお知らせ下さい。

もちろんpicture環境のコマンドはとても大変ですし、他に用意されているマクロ集も、やはりコマンドを覚えなくてはいけませんから同じです。

機種に依存という点では、実はWinTpicという、図を見ながらマウス操作で図を作成できるソフトがありまして、こちらも大変便利なんですが、Windowsでしか動かないという欠点があります。でもこのソフトは結構便利で、私も簡単な図であればこちらを使っています。WinTpicの書体を使って式などを書けますし、関数機能も今のところは弱さを感じていません。は、やはりバックに数式処理があるため、計算、関数の表示、ループ処理など、数式処理でしかできないメリットを生かせます。

こちらももちろんの書体で数式を書けますから、フォントの違いが気になることもなく、ファイルサイズが大きくなることもないのが強みです。


私も使い始めたばかりですから、まだ分からないことが多いです。
これで興味を持たれた方は、是非.comにアクセスしてみてください。色々と情報が得られると思います。また、当blogのメールアドレスへ質問して頂いても構いません。お答えできる範囲で返信させて頂きます。

書籍については
[改訂第5版] LaTeX2e 美文書作成入門
(新しくなりました)



KETpicで楽々TEXグラフ(今回購入したものです)

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