土曜日, 3月 19, 2011

茨城へ

こんにちは。この数日更新しなかったのには理由があって、実は3月16・17日と茨城に行ってました。



バイクで行ったのですが、地割れがひどかったです。断層も見ました。

大きな地震はあっても、私にとって今までにない今回の地震、これまでにない体験でした。あれほどの大地震では道路があんなにももろく壊れてしまうものか、と思わされました。

大変言いにくいのですが、支援はできませんでした。こちらの不注意なのですが・・・・・

しかし、それでもいくつか思うところがあって、このことについて更新することにします。



前述の通り、現地へはバイクで。ガソリンは不足する前に入れてあったので満タン近かったですが、往復することを考えると心配でした。



前日に携行缶を買うためホームセンター巡りをしましたがどこにもない。このときは自転車で移動したので約20km程度分のガソリンを節約しました。夕方に兄が帰ってきて、私が行ったとき"ありません、すみませんね"と言われたホームセンターに携行缶が売ってるとの情報が。とりあえず急ぎ買いに行ってきました。1Lのものを2本、まあ何とか手に入れました。しかし問題はガソリンの方、この頃には停電や買い求めが殺到し、うちの近所ではガソリンが手に入りませんでした。でも携行缶があることで少しマシに思えました。



今回の装備は、ヘルメット(バイクの物とは別に)・安全靴(JIS適合品)・作業用手袋、軍手



その他携行品は、キャンプガス・バーナー・クッカー・ライト・携帯工具・カッター・ガムテープ・マジック・着替え・携帯電話充電器・予備電池・マスク・絆創膏・カードラジオ など。



食料は、水3L程度・カップラーメン2つ・パックご飯・レトルトカレー・カロリーメイト



全て、必要に応じて荷縄も利用し積載しました。



空荷のときに比べ燃費が低下することが明らかなため、空気圧をF: 2.0kPa、R: 2.5kPaにしておきました。あまり推奨できる方法ではありませんが非常事態なので仕方ありません。ハイグリップタイヤというのもこういうとき失敗でしたね。オイルは交換したばかりで、更にMobil1 RP 0W-40だったので燃費には効くのでは、と期待しました。



少し走って、スタンド渋滞がありました。このとき入れれば良かったのですが、しばらく走って何とか給油することができたので助かりました。本当は近所のお得意様限定のような感じですが、"2Lまでなら"ということでとりあえず携行缶にだけ入れてもらいました。車両に給油できなかったのは仕方ありません。SSということもありますが、レギュラーで何と153円/L。ハイオクを買ったような気分ですがこのときばかりは気にしていられませんでした。



とりあえずそこから茨城に向け走行。茨城県内に入り、昼食を取ることに。このとき地震に遭いました。TVがついていて緊急地震速報が、店にいた他の人たちの携帯、私の携帯にも緊急地震速報が入りました。その場でも震度4くらいで結構揺れました。



はじめは水戸の方に向かい、地元よりも塀が壊れているのをよく見かけました。まだ水戸市街、茨城県庁付近では地割れはありませんでしたし、ひどい様子は見られませんでした。



その後、水戸市街からひたちなか市へ行きました。途中で道が何本も通行止め。川があるので橋を渡らなければならなかったのですが、橋に通じる道がことごとく通行止めでした。通れる道を探す間にも地割れ、地割れ、地割れ。地震の怖さを改めて感じました。カブなのであまり程度のひどくない地割れなら通れましたが、危険なので絶対に真似をしないで下さい



ひたちなか市にある、町中のとある学校を訪れましたが、そこ周辺での被害はひどくなく、避難所となっていますが避難者はいないとのこと。水戸でもそうでしたが、町中では地割れもなく際だってひどい様子は見られませんでした。しかし水戸からひたちなかまでの道は何カ所も地割れが。道路が盛り上がったり大きくへこんだり、危険な道がいくつも。



また、夜になり茨城はとても寒くなりました。日中は風が強く、元々車体が軽いため風にあおられまくりでした。3月とは思えない冷え込みで、私は元々持っていませんし、一緒に行った友人も今回はテントを持ってきていないため、野営は危険と判断、宿泊することに。最初は風呂+仮眠所設備のあるところにしようと思い調べていましたが、地震による影響で休業、あるいは変則的な営業時間になっていて、水戸市街に行ってもダメ、困りましたが何とかビジネスホテルに泊まれることになりました。



宿泊したのは、ホテル ルートイン水戸県庁前です。とりあえず直接フロントに行き空室があるか聞いてみることに。飛び込みでしたが部屋取れました。ツインルームで大人1人あたり5,025円で、朝食付き(バイキング形式)です。ここでも地震の影響は見られ、

まず

1. 各部屋のお湯が出ない(だったと思う)

2. そのため大浴場へ、浴槽は循環していない(シャワーはお湯が出る)

3. 朝食のバイキングは品数を大幅に減らして提供する



とのことでした。凍死するよりはマシです。しかしホテル ルートイン、設備が充実していました。ロビーでコーヒーの供給、部屋に、LAN整備・小型電気ポット&加湿器・パンツプレッサー、バスタオル・ボディタオルなどのアメニティグッズ、バスローブまでありました。夕食はまだだったのですが、ポットがあったのでカップラーメンを食べました。ベーシックなものでもこれだけ揃っていてびっくりしました。余談ですが、これから旅行などに行く際、ビジネスホテルがかなり有用だと思いましたね。



いよいよ帰宅です。チェックアウトは10時まで、ガソリンがものすごくギリギリな量でしたがとりあえず出発。帰りにはガソリンスタンドの"開店待ち(入荷待ち)渋滞"がありました。これに並んでも仕方ないので走ることに。



昼頃になり、節約も兼ねて公園で昼食を取ることにしました。私はご飯とカレーを加熱して食べることに決定、結構早くお湯が沸きました。暖かいし、本当に本当にお湯が沸くって素晴らしいことですよね!

パックご飯は、スーパーの安売りを待つのもいいですが、いつでも安く手に入れるならセブンプレミアム(PB)のご飯がおすすめです。200g×3パックでも300円以内だったと思います。カレーも何種類かありますが、ベーシックなものなら80円か90円程度です。一度ビーフカレーを食たことがありますが、大きな肉が入っていて美味しかったですよ。その後はラーメンが1食分ありましたので食べてしまうことにしました。



大分話が横道にそれましたが、片付けて再び走り出します。やっぱりガソリンは予断を許さない状況でしたので、スタンドを見つけたら給油しよう、ということでとりあえず家に向かいます。途中、牛久あたりでしょうか、すごい渋滞ですが並んで給油することに。ここでは各20Lの給油制限を設けていました。私たちは20L、いや2L、1Lでもあれば帰れる状況だったのですが・・・ 仕方ありませんね。



しかしどうでしょうか。本当にこんなにも多くの人がガソリンを買い求めるものなのでしょうか。明らかに困っている人が全てのように見えないものです。私の前に並んでいた車も、渋滞中ずっとアイドリング。それだけの余裕があるなら来ないでもらえるかな。現に自衛隊車両も通れなくて引き返していきました。あれほどTVやラジオで騒がれていてまだ分からないのでしょうか。本当に物資輸送の妨げになっています。平地ですし大して進みませんから、我々はエンジンを切って押していましたよ。友人がトイレに行く間に渋滞が進んで、1台ずつ私が運んでいるときも待っていられず進むババアも。もちろんそいつもアイドリングを。第一早く進んだところで給油もできないのに本当に自分のことしか考えていませんよね。呆れましたしイライラしますし、(被災地の方々、物資の届かない方々には大変申し訳ありませんが)ある意味で良い経験となりました。官房長官も呼びかけていたりしますが、スタンドとも協力して、本当に必要な給油のみ、あるいはエンジンを切ることを指示すべきです



結局1時間程度待ちました。相当な台数が並んでいたのに20L制限だったので店の人に聞いてみたところ、今日(その日)入ってきたようです。満タンにし、携行缶にも給油してもらいました。2人合わせたって20Lいきません。限界までバイクの方は給油してもらって助かりました。ここは150円/L、SSにしては、それにこの状況では安かったのでは、と今になって思います。"うちは良心的に・・・まあこれでも赤字かも知れない"と言っていた程です。



SSなので給油してもらいながら待ってるとき、前にエンジン止めることなくいたジジイがこちらに"バイクか、大変だな、寒いだろ?あはは"と言っていました。私はあまりに頭に来ていたので無視しました。こういうのを普通、"不愉快"といいます。

そこから寒かったですが何とか帰ってきました。





今回はすごく考えさせられた2日間でした。装備のこと、燃料のこと、買い占めのこと、地震の被害・恐ろしさなど、たくさんあります。



物資が行き届かない地域も依然としてあります。お願いですから、買い占めのこと、ガソリンスタンドでの給油待ちのこと、守って下さい、広めて下さい。





こんなときに難ですが、ホテル ルートインをリンクに追加しておきますね。

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