木曜日, 8月 13, 2009

こんにちは。

皆さん、ご存じですか?

"公文書作成要領"というものを。


これは、内閣が定めた、公文書を書く上での方針を定めた物です。他にも、教科書や本などを書く上で参考にするように作られました。

例えば、
○宛名の書き方
例えば、"○○県知事・○○○○様"と書かずに、"○○県知事様"と書けること


まあ、これはだいたい一般的ですね。

○数字の書き方
一般的には算用数字を用いて書くこと、","コンマを用いて3桁ごとに区切ること。他には、例えば1億円の"億"、1千万など。あとは、一般的の"一"、一部分などは漢数字を用いることなど。

何となく上記の2点は慣れているような気もしますね。
問題は、次です。最近、これについて考えていました。

○句読点(、や。)の打ち方(特に日本語横書き文書において)
これは、きちんと統一なされていないものです。
公文書作成要領では、句点(。)には、"。"を用いて、読点(、)には、","(カンマ)となっています。
しかし、","と"。"では都合が悪いとか、面倒であるという不満があったり、定める方もきちんと推し進めなかったために、この辺の基準があやふやになっているようです。

例えばこういうことです。
縦書きは、まあ普通に"、"や"。"を用います。これは教科書などでも同様ですね。

次に問題の横書きです。
私がこの句読点について疑問に思ったのは、数学の教科書、他のサイトの文書などの影響です。
試しに、身の回りの文書にどのように句読点が打たれているか少しだけ確認してみました。

まず、句読点が ["、"→","、"。"→"."]になっているもの
 ○基礎数学の教科書・資料集
 ○情報処理でもらったプリント類
 ○専門教科(実験・実習など)のプリント類、配布物

次に、句読点が ["、"→","、"。"→"。"]になっているもの
 ○基礎化学の教科書類、資料集
 ○高校地理の教科書
 ○中学校の数学の教科書
など。

あとは、普通に"、"や"。"を用いた物もありました。


公文書作成要領というものは、守らないと罰せられるというわけでもなく、拘束力(法的な面も含めて)もないため、様々な文書が混在しています。
また、これら規定(例えば句読点などは)著者(出版社など)が本や会社によって統一することがある(できる)ので、本によって違いが出ているようです。

まず、本などでは、こういった方針を先に取り決めしてしまうのでしょうね。



あとは、句読点の相違が生じた点について少しお話ししましょうか。

まず、それぞれの意見について
1."日本語の文書であるから、純粋に[、]や[。]を用いれば良い"という意見

2."[,]と[。]では、気持ちが悪い"という意見

3."[,]と[.]では、堅苦しい印象がある"という意見

です。

1については、私も賛同です。今まで作ってきた文書(公的なものも含め、レポートなど)も"、"や"。"を意識することなく使用していました。しかし、この調査によって方針を変えるかもしれません。(そうすると、膨大な文書を改訂するハメになるんだけど・・・・・)

2は他のサイトの解説や、公文書作成要領を見ているうえでは、2の意見に賛同でした。
しかし、身の回りの文書に実際に使われて、意識することなく読めているということで、2はそんなに関係ない気がしてきました。他のサイトによりますと、","と"。"の組み合わせは、縦書き文書(すなわち句読点が"、"と"。"であるもの)に慣れている人にとっても読みやすい(そんなに意識させない)ものであるという見解でした。
実際、私もそう思いました。

3に関しては、私はそんなに感じません。使われている物が少ないせいもあるでしょうが、堅苦しさは感じません。逆に引き締まった印象を受けます。


まあ、いろいろな意見もありますよ。
えーと、長くなりましたが、オチがつかないと困るので、この辺で結論を出しますか。

1. 縦書き文書では、"、"と"。"を用いる。
2. 宛名や算用数字は意識しなくても従う(と、いうか皆さんもう出来てるはず)
3.横書き文書の句読点については各自で方針を決めておく。
 →","(カンマ)や、"."(ピリオド)を使うと、引き締まった印象、または、句読点の存在がはっきりするようです。

 →","や"."を使うのは、方針でもありますが、特に、科学論文、理系、工学系の文書・教科書類、あるいは数式の多く出てくる場面では多く使われます。それは、欧文や数式などとの親和性を高めるという目的でもあるようです。


この辺でしょうか。まあ、学校の先生にもいろいろ質問してみたいと思います。
きっと、様々な意見が現れるでしょう。

えー、最近グラフィカルな要素がほとんどないですが、まあ、そのうち。

そのうちね。(笑)

それでは、また後で。

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