こんばんは。相変わらず暑い日が続きますねぇ。
今日はスーパーカブのLEDウィンカーについて考えてみたいと思います。
私のカブは、テール・ウィンカー(現在また新しいのを作成中)・Nインジケーター・ウィンカーパイロットランプ・ポジション球と、メーター球以外の電球をLEDに交換しました。すべて自作です。テールについては後日また記事を書きたいと思いますが、今回はウィンカーについてです。
LEDウィンカーにするには、リレーだけが問題です。どういうことかっていうと、ICリレーでない場合、消費電力で制御している通常のリレーでは、LEDはハイフラ現象というのが起こります。LEDは電球に比べて消費電力が小さいですから、点滅が早くなったり、正常に点滅しなくなるということです。
ハイフラの解決策としては、
・LEDにダミー抵抗を入れる。(消費電力を大きくする)
・ICリレー(LED対応リレー)に交換する。
私はダミー抵抗を入れるのは、消費電力の関係でやりたくありません。だって、なんでLEDにするかって意味を考えるとそうですよね!
ウィンカーのLED化はもうやってありますので、ここでは軽く書きたいと思いますが、私はリレーを作るのは面倒だったので、
キジマのICリレー(品番: 304-052)に交換しました。
これで、まあLEDウィンカー化はできるわけですが、今日考えたいのは、ウィンカーパイロットランプのLED化です。
スーパーカブのメーターに使われているNインジケーター・ウィンカーパイロットランプは標準の電球だと結構暗いです。(Nインジケーターは特に)
Nインジケーターは買って真っ先に作りましたが、ウィンカーパイロットはちょっと工夫が必要なのです。
スーパーカブのウィンカーパイロットは、左右のウィンカーから配線を分岐しています。つまり、ウィンカーを出した方向の電流がパイロットに流れ込む訳ですが、それぞれ向きが揃っていれば問題ありませんが、左右で向きが反対なのです。
LEDには極性がありますから、そのままパイロットランプをLEDにしてしまうと、どちらかのウィンカーだけが点滅して、もう片方は点滅しない、ということになってしまいます。(これはスーパーカブの配線上仕方ない)
大分前なので記憶が曖昧ですが、私のときはハザードのように両方が点滅したときもあった気がします。
このことについて調べてみると、どうやらこういう症状は、ウィンカーのパイロットランプが、左右で兼用の車両で起こるようなのです。確かに考えてみればそうでした。
これについては、
・ウィンカーパイロットのLED化を諦める
・対策をする
が考えられますが、諦めたくなかったので対策をすることにしました。
初めてウィンカーパイロットを付けた当時は、
M&H マツシマの注意が書いてあるページを読み、
ウインカーパイロット左右兼用車ハーネス LHN700というのが必要だということが分かりました。特に、私のカブはデラックスなので、オーディオパイロット(いわゆるカチカチ音を出すもの)が付いているため、
こちらのページのようになります。
まあ、これだけ買えばいいなら、ってことできんじょのバイク用品店に買いに行きますが、何とこれだけで税込1,050円!
ぼったくりじゃねぇかオイwwwww どんだけ儲けてんだよwwwwwケチと言われればそれまでですが、でも誰が見たってただの二股配線にしか見えませんw
一応買って、それでも信じられない私は、付ける前に自分で二股配線を自作して付けてみましたが、やっぱりダメでした。M&H マツシマのページに書いてありますが、"※
Y字型の「ハーネス1」は絶対に途中で切断しないで下さい。機能を損なうことがあります。特にオスのギボシ端子部は中に電子部品が入っていますので絶対に切断しないで下さい。"と謳っているのは胡散臭いけど本当のようです。(おいw)
まあ、どうせ整流ダイオードが入ってるだけだろうと高をくくった私でしたが、当たってました。そしてそれは最近になって、意外なところで明らかになったのですw
それはついこないだのことです。
行きは大丈夫だったのですが、帰り道に"
あれ、ウィンカーついてないよな?"と異常に気付き、とりあえず手信号で帰った訳ですが、その途中で給油したときに"
あれ、今度はキーONでNインジケーターがつかない、ヒューズも飛んだだと?"と更に異常が。やはり配線が何かおかしいようです。
帰って原因を探ってみると、あの
M&H マツシマの
ウインカーパイロット左右兼用車ハーネス LHN700が、二股の部分で
見事に断線しているではありませんか。こうなったら調べてやろうと思い、収縮チューブをはぎ取ります。
ピンぼけですが、赤い矢印のところに整流ダイオードが入ってます。予想通りw
しかしこれがないとウィンカー使えませんので困ります。
頭に来たので自作しましょう。
整流ダイオード買ってきました↓
1N4007(1000V・1A)、これだけのものがあれば十分なはずです。
なんと、100本300円!!!1本3円(笑)
後は、分解したものと同じように作ります。両方とも整流ダイオードの付ける向きは一緒です。
こんな感じ↓

オス・メスまで合わせるとマツシマのものと同じように使えます。
しかしどうでしょう、よくこのマツシマのケーブルを観察してみると、
整流ダイオードはギボシにそのままかしめてあるだけではありませんか。それを収縮チューブでくるんだだけ。呆れます。せめてハンダ付けしませんか?断線した写真を見てもらえば分かるように、ギボシ端子のところで切れています。つまりこの部分はリード線だけで支えていた訳で、簡単に切れてしまいます。それにこんなダイオードぎりぎりのところで切れたらどうしようもありません。カブのヘッドライト後ろのスペースはとても狭いので、配線を押し込むなんてのは仕方ないことです。バイクの電装品に関しては、振動やその他色々なことを考えて作るべきです。バイクに乗る人全てが自作できるはずないのに、このようなクソみたいな商品をバカ高い値段で売るなんて考えられません。高いとは言いませんよ、品質が伴っていません。
はあ、さて、そして出来上がりがこちら↓

収縮チューブまでして、ばっちり!
ちゃんとハンダ付けもしてありますから!!!!!(笑)
なるべくダイオードに負担を掛けないように工夫したつもりです。
オスのギボシ端子には直接ダイオードを
きちんとハンダ付けしましたが、そこから2つを合流させるまでは、導線を使うことに。ダイオードのリードをを熱で壊さない程度に極力短くし、そこから導線にハンダ付け、合流部分もハンダ付け。収縮チューブまでやったので、よほどでない限り壊れないはずです。
急いで書いたもんで、分かりにくいところが多々あると思います。メールにて質問して頂ければ分かる範囲でお答えします。また、もし自作される場合は注意して、また自己責任で行ってください。
"LED"ラベル作りました!
主にウィンカーやテールなんかの記事をこれに分類したいと思います。